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円錐角膜
円錐角膜とは
円錐角膜は、角膜が変形し、視力が低下する病気です。早い人で中学生ぐらいから発症し、メガネやコンタクトレンズを使うようになり、だんだんとコンタクトレンズが使えなくなってきます。円錐角膜の有病率は、人口10万人あたり約50~260人と言われており、とても頻度の高い病気といえます。
円錐角膜の治療
- メガネ:円錐角膜が発症すると、徐々に近視が進行します。最初はメガネをかけるようになります。
- コンタクトレンズ:角膜の変形が進むと、メガネでは十分な視力が得られなくなります。コンタクトレンズのうち、ハードコンタクトレンズが必要になってきます。
- 角膜内リング(ICR):角膜の中にプラスチック上のリングを埋め込み、角膜の変形を軽減する治療です。限られた医療機関でしか行うことができません。
- クロスリンキング:角膜に特別な処置を行い、円錐角膜の進行を予防する治療です。
- 角膜移植:ハードコンタクトレンズが付けられなくなるほど進行した円錐角膜では、変形した角膜の形を変え、コンタクトレンズが使えるようにするために角膜移植を行うことがあります。
円錐角膜に対するクロスリンキング治療
(1)クロスリンキングとは
角膜では、コラーゲンというタンパク質が規則正しく並んで角膜を構成しており、このコラーゲンが角膜の強さを保っていると考えられています。このコラーゲンの並びがずれたりコラーゲン自体が分解されたりして角膜が変形すると考えられています。このコラーゲンの並びを変えないように角膜を強くする治療がクロスリンキングです。
(2)円錐角膜に対するクロスリンキングの目的
円錐角膜の患者さまによっては、角膜の変形がどんどん進行してハードコンタクトレンズが使いづらくなることがあります。コンタクトレンズをつけても痛みが強かったり、コンタクトレンズをつけてもすぐ外れてしまうようになったりします。ここまで円錐角膜が進行すると、良い視力を得るためには角膜移植をする必要が出てきます。角膜移植は確立された手術ですが、手術は受けないに越したことはありません。クロスリンキングは、コンタクトレンズが付けられないようになるほどの角膜の変形を来す前に、病気の進行を予防することが治療の目的です。
(3)クロスリンキングを受けることができる患者さまの条件
円錐角膜の患者さまのうち、クロスリンキング治療が受けられるのは、一定の条件を満たすこと(円錐角膜が進行している、他の角膜の病気がないなど)が必要です。詳しくは、眼科を受診し、説明をきちんと受けるようにしてください。
お問い合わせ 092-281-3020
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