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糖尿病とは
糖尿病は、血液中に栄養分の一つである糖分が、うまく使えずに余ってしまう病気です。
(血液中に糖分が余ってしまっていること高血糖といいます。)
症状
基本的に自覚症状に乏しく、健診や、他の病気で検査した際に偶然見つかる方が多い病気です。
非常に血糖値が高い場合は高血糖症状と言って、のどが異常に乾いたり、おしっこが近く量が多くなったり、体重が急激に減少する場合があります。
なぜ高血糖が悪いのか
血液は血管というパイプを通って心臓から体の隅々に運ばれていきます。
その血液は高血糖という『シロップ状態』になることで、体が中からシロップ漬けになり気付かぬ間に様々なトラブルを引き起こすこととなります。
シロップ漬けの被害(糖尿病の合併症)
糖尿病三大合併症
(1) 糖尿病神経障害
神経や血管のシロップ漬けにより神経の働きが鈍くなり、手足のしびれや感覚の低下など様々なトラブルを引き起こします。
(2) 糖尿病網膜症
眼の奥(眼底)にある血管がシロップ漬けでもろくなり、出血を起こす病気です。視力低下などの自覚症状に気づきにくいため眼科での定期検査が必ず必要になります。
(3) 糖尿病腎症
体の中で発生した老廃物を処理する腎臓が、高血糖によるシロップ漬けにさらされて徐々に機能が低下する病気です。 老廃物を処理できない状態を腎不全といい、進行すると人工透析が必要となります。
(4) その他
動脈硬化症~脳梗塞、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症など
感染症